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排出させる

看護師

人工透析は腎臓の役目

人工透析からイメージすることとして、「腎臓」や「尿(おしっこ)」かと思います。詳しい方は「腎不全」という病気を想定されるかと思います。そもそも腎臓のいくつかある役割の中で、血液中の老廃物を尿として体外に排出する機能があります。疾患や傷病によりその機能を失うことを「腎不全」といいます。血液中の老廃物を体外に排出できないとなると、老廃物は体内に残ったままとなるため、体のむくみや代謝障害として血中のカリウム値が上昇し、心停止となることがあります。これを尿毒症といいます。この腎不全による尿毒症を回避するため、開発されたのが人工透析なのです。人工透析は回路を用いて持続的に血液を抜き、ダイアライザーという機器で老廃物を膜を通して取り除いた後、また血液を体内に戻します。ただ、人間が生活している以上は必ず老廃物はでますので、週3日等のスケジュールで1回4〜5時間をかけて透析を行う必要があります。

透析療法を開始したら・・・

人工透析を開始した場合、決まったスケジュールで継続しなければなりません。人工透析から離脱する方法は現在のところ腎移植しかありません。また、水分管理と食事制限があります。水分をたくさん摂取すると透析を受けていない方は余分な水は尿として排出しますが、透析を受けている方はそのまま体内に残ってしまいます。こうなると「むくみ」がでて、「心不全」となる可能性があります。食事としてはリン、カルシウム、カリウムの制限があります。透析療法を続けていると骨粗鬆症になりやすく、骨を形成する因子としてリンとカルシウムがあります。リンを摂取しすぎると骨がもろくなり、カルシムを摂取しすぎると石灰化傾向が強くなり、血管に付着すると血液の流れが悪くなったり閉塞する可能性もあります。カリウムは、血液中のカリウム濃度が高くなると心停止となり死亡するケースがあります。 こう並べると非常に我慢が必要に思えますが、現在の透析を行える医療機関は、いかにストレスを抑えて透析を続けてもらうために工夫されているところが多いです。自分の生活時間にも影響することから、ムリなく透析を続けることをポイントとして選ばれた方がよいと思われます。